年間休日105日って少ないの？
休みが少ないから自分や家族の時間も取れないし転職しようか迷っています。
年間休日が105日は休みが少ないと断言できます。
自分や家族の時間が取れないデメリットだけではなく、年を取って休みが少ないと肉体的にも精神的にも辛くなります。
年間休日が120日以上の企業はたくさんあるので、休みの少なさに不満があるなら転職したほうが後悔しません。
補足ですが、年間休日105日の会社は経営が上手くいっていない企業も多いです。
そもそも休みが少ないのには理由があるので、将来のことを考えるとリスクが高い会社と言えるでしょう。
年間休日105日の企業に勤めているなら、早めに転職すべき理由をキャリアコンサルタントが説明していきます。
年間休日105日は法律ギリギリのライン
まず最初にお伝えしたいこととして、年間休日105日は法律ギリギリのラインという事実です。
法律では最低104日の年間休日となっているので、年間休日105日はそれにプラス1日しただけになります。
恐ろしい事実ですが年間休日105日だと、1年間でほぼ土日しか休めないのです。
しかも祝日は含めていません。
- 土日休みだと祝日は出勤になる
- 週休1日制になる
- 夏期休暇や年末年始休暇が短い
私が知っている年間休日105日のブラック企業は、夏季休暇と冬季休暇が1日や2日しかありません。
これを数字を見たら、誰もが年間休日105日は少ないと思うでしょう。
転職ノウハウになりますが、年間休日105日の注意点として「土日祝休日」という記載が求人情報にあるかどうかも大事です。
この記載がない企業は土日祝日の出勤があり、平日に休日を設定する働き方になります。
月水休みなど、必然的に連休がとりづらくなるので気をつけて下さい。
休みは日頃の疲れを癒すために必要なもので、その時間が少ないのはそれだけで損をしています。
年間休日105日しかないのであれば、年間休日120日の企業に転職することをおすすめします。
年間休日105日と年間休日120日のライフスタイルは別もの
年間休日105日と年間休日120日のライフスタイルについて、どれだけ違うのかを比較していきます。
まず年間休日120日の企業は多くの場合、土日祝は休みでカレンダー通りの働き方ができます。
さらに有給休暇も普通に使える企業が多く、例えばゴールデンウィークに連休を取るなど休みを充実させることができます。
大企業などでGWや年末年始に10連休になる人も多いですが、これは年間休日が多いからできることです。
連休があると心身共にリフレッシュできますし、自分や家族の時間をたっぷり作ることができます。
年間休日120日の企業は、社員をしっかり休ませるホワイト企業と言えます。
逆に年間休日105日では連休をとることが難しいですし、会社のカレンダーに合わせて生活しなければなりません。社員に十分な休みを取らせない企業は優良企業とは言えません。
私も年間休日105日の企業に勤めたことがあるのですが、週に1回しか休めない日も多く精神的にも肉体的にもかなり辛い生活をしていました。
他の社員（特に40代以上）も口をそろえて「辞めたい」と言っていたので、長く働ける環境とは言い難いです。
年間休日105日は給料も損をしている
給料の観点で考えても、年間休日105日は休日が多い人に比べて給与も損をしています。
例えば同じ額面30万だったとしても、年間休日105日の人と年間休日120日の人を比べると15日も多く働いているのです。
1日8時間労働で計算をすると、年間休日105日の人は年間休日120日の人より120時間も多く働いている計算になります。
この数字は月に10時間残業をしていることと、事実上同じことになります。
今は「みなし残業」や「裁量労働制」を使っているブラック企業も多いですが、労働時間はあなたの貴重な時間を使っていることを理解してください。
特に年間休日105日で給料が低い人は転職を考えるべきです。年間休日105日であれば月30万はもらってもいい仕事量です。
年間休日105日は、ただ休みが少ないというわけではなく、時間換算した給料でも損をしていることを覚えておきましょう。
年間休日105日の企業にブラック企業が多い理由
キャリアコンサルタントとして多くの企業と接していますが、年間休日105日の企業にはブラック企業も多いです。
もちろん全てがブラック企業ではありませんが、休みが取れない理由は仕事量が多く過密スケジュールで動いている企業だからです。
さらに求人票に「土日祝休日」という記載がないとなれば、土日祝は出勤せねばならず、休みは不定期に平日とるため精神的にもストレスが溜まります。
不定期に訪れる休日や、夏季休暇、冬季休暇がないことへのフラストレーションがたまり、結果心身のバランスを崩してしまいます。
きちんと仕事が回っている企業であれば年間休日105日にする必要はありません。年間休日105日しか取れないということは、裏を返せばそれだけ経営が厳しいということです。
一概にブラック企業とは言えませんが、休みが少ない企業ほど仕事に問題を抱えているのも事実です。
働き方を変えている今の日本社会で、年間休日105日のまま経営している企業はブラック企業と判断できる時代になりました。
休みが少ない会社なら早く転職したほうが良い理由
休みが少ない会社の問題点に、離職率が高く人の入れ替わりが激しいことがあります。
人の入れ替わりが多いというのは、それだけで働いている従業員のデメリットになります。
- 新人に仕事を教えなければいけない
- 教えながら自分の仕事もやらなければならない
- 新人が覚えた頃に辞めることも多い
- 結果的に自分の作業だけが増える
こうした負のスパイラルを抱えている企業も実はたくさんあります。
このような状況の会社にいつまでも残っていると、抜け出せずに一生このままになるリスクがあります。
休みが少なく転職したいと相談に来る人の5割以上が、仕事が増えすぎて体が持たないと限界を感じています。
もし今の会社が年間休日105日なら、早めに転職したほうが将来的にも安定した生活を送ることができます。
ただし今はブラック企業も多く、ハローワークや転職サイトの求人だとブラック企業に当たるリスクもあります。
転職をするのであれば、無料の転職エージェントを利用して転職活動を行いましょう。
転職エージェントはブラック企業の情報を知っていますし、休みが多い非公開求人を紹介してくれるからです。
転職で失敗しては元も子もないので、しっかりとあなたの希望に合う企業を探してもらいましょう。
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