ProtonVPNは、無料で使えるVPNサービスの中で人気のVPNです。
VPNは基本的にセキュリティやサポートが充実している有料VPNをおすすめしますが、無料版でも安心して使えるサービスとしてProtonVPNは注目です。
ProtonVPNは高速で安全性が高く安心して使えるVPNですが、日本ではそこまで知名度はありません。
特筆すべきは無料版でも無制限のデータ量が使えることです。
今回は、ProtonVPNがどんな人に向いているのか、評判・口コミとメリットとデメリット、他社商品と比較して説明します。
ProtonVPNの基本情報
月額料金 | 9.99ユーロ/1カ月 5.99ユーロ/12ヵ月 4.99ユーロ/24カ月 ※VPN Plusプラン |
接続デバイス数 | 1~10台 |
サーバー設置数 | 1200台以上 |
サポート | メール |
お試し期間 | 30日間返金保証 |
本拠地 | スイス |
トレント | 可能 |
暗号化 | AES-256 |
ノーログポリシー | 最低限のログ記録 |
公式サイト | ProtonVPN |
ProtonVPNは、無料VPNの中では珍しいデータ制限なしのサービスを提供しています。
ユーザーはデータを使い果たすことを心配することなく、ストリーミングなどを楽しむことができます。
さらにProtonVPNは、広告がなくユーザーの快適さとプライバシーを強化します。
無料版は3カ国のサーバーにアクセスできるだけなので、地理的な制限がでることもあるかもしれません。
ProtonVPNの評判・口コミ
ProtonVPNは海外で人気なのですが、日本語の口コミはそこまで多くありませんでした。
実際に利用しているユーザーのリアルな口コミを紹介するので参考にしてください。
通信速度は環境によって変わる
まずProtonVPNの通信速度に関しては、SNSでは意見が半々ありました。
接続先やデバイスによっても差が出ているようです。
無料VPNの中でも評価は良いほう
ProtonVPNは、無料で使えるので契約している人も多いです。
ライトユーザーであれば、無料プラン内の利用でも十分賄えるようです。
セキュリティを重視している人も多数利用している
ネットのセキュリティに不安があり、ProtonVPNの有料版を利用している人もいます。
サポートは良いが注意も必要
ProtonVPNのサポート体制はスピード感もあり、一定の評価があるようです。
ProtonVPNのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
データ量が無制限 無料版でも広告なし | 無料版で使える端末は1つだけ 無料版はサーバーが3カ国だけ 無料版はサポートに制限あり |
安全性の高いセキュリティ
ProtonVPNはセキュリティに関して優秀です。
ProtonVPNの無料プランは、AES-256暗号化を備えた強力なプロトコル(業界標準のOpenVPNプロトコル、IKEv2およびWireGuard)を含む、有料プランと同じレベルのセキュリティを備えています。
軍事レベルの暗号化技術でオンライン上の匿名性はもちろん、データ漏洩やハッキングからの脅威からデバイスを守ってくれます。
キルスイッチも安全
ProtonVPNのキルスイッチは非常にパワフルで、突然アプリが遮断した時もIPアドレス等の予期せぬデータ漏洩を防いでくれます。
キルスイッチとは、不意にVPN接続が切断された際にインターネット接続も自動で切断してくれる機能。意図しない情報の漏洩などを防ぎます。
無料版のサーバー国数は少ない(有料版は充実)
ProtonVPNの無料アカウントで利用できるサーバーは150台以上あります。
ただし、これらのサーバーは米国、日本、オランダの3か国しかありません。
補足ですが、有料ユーザーに提供されるサーバーの総数は2,706で、67か国にまたがっています。
物理的セキュリテイも強固
有料の「Plus」プランのSecure Coreサーバーは、スイスの地下1000メートルのところにある旧スイス軍のシェルターの中に設置されています。
万が一の有事にも備え、物理的にもセキュリティが確保されているので安心です。
必要最低限のログポリシーで低リスク
ProtonVPNは、Eメールアドレス・質問内容・支払い情報・名前・クレジットカード最後の4桁・ログイン時刻など必要最低限のユーザー情報だけを保持しています。
厳格なノーログポリシーも運用しており、IPアドレス、閲覧履歴、さらには訪問したWebサイトなど、オンライン活動に関する情報を一切保存しません。
さらに、ProtonVPNはセキュリティのプロトコルを定期的に監査していて、ユーザーのオンライン活動に関する情報を一切保存していないとのことです。
ログイン時刻は、ログインするたびに上書きされ、時間以外の情報は記録されないシステムになっています。
無料版のデバイスは1つだけ(有料版は最大10まで対応)
無料版で使えるデバイスは1つだけです。
有料版のProtonVPNは、Windows/ macOS/ Linux/ Android/ iOSをはじめとした主要デバイスに対応し、最大10デバイスまで可能です。(Visonaryプランの場合)
しかし、PS4やAmazon fire TV stickなどには非対応のため、今後のアップデートに期待です。
サポートは無料版で制限あり
ProtonVPNの無料版では、サポートが制限されています。
電子メールは、だいたい24時間以内に回答を返してくれます。
Webサイトの問い合わせフォームは一般的なサービス同様に、カスタマーサポート担当者が連絡し、問題の解決を手伝ってくれます。
有料プランのユーザーは24時間年中無休のライブチャットサービスにもアクセスできます。
ProtonVPNを使用したレビュー
ProtonVPNを実際に契約して使用しているので、レビューをしたいと思います。
地域を選んで接続
まずVPNへの接続ですが、ProtonVPNは国を検索して選びます。
無料版は3カ国しか選択できません。
今回はアメリカを選んでみました。
切断したい場合は、緑色の「電源マーク」をタップするだけです。
無料プランだと速度は期待できない
接続する地域にもよりますが、スピードテストを使用した結果は雲泥の差がでました。
ProtonVPN接続前
ProtonVPN接続後
アメリカに接続した時はPING値が圧倒的に高くなったので、ゲームや動画視聴だと若干ストレスを感じるかもしれません。
初期設定はそのままでもOK
ProtonVPNは初期設定はそのままでもOKです。
PCアプリとスマホアプリも問題なし
ProtonVPN無料版は、幅広いデバイスとオペレーティングシステムをサポートしています。
- Windows
- macOS
- Linux
- Chromebook用アプリ
- Androidデバイス
- iOS/iPadOS
PCアプリはセキュリティも万全
ProtonVPNデスクトップアプリは、無料プランと同じ重要なセキュリティおよびプライバシー機能を提供します。
これには、AES-256暗号化、VPNプロトコル(OpenVPNおよびIKEv2/IPSec)、およびデータ保護を確実にするためのキルスイッチが含まれています。
キルスイッチは、他のVPNプロバイダーの有料プランにある機能であることが多いため、無料ユーザーにとっては便利な追加機能です。
ユーザーフレンドリーなインターフェイスにより、簡単なナビゲーションと素早い接続が可能になります。
モバイルアプリはPCアプリと基本同じ
AndroidおよびiOSデバイス用のProtonVPNモバイルアプリは、デスクトップバージョンと基本的に同じ機能を提供します。
強力な暗号化、キルスイッチ、および保護を強化する信頼できるネットワークが含まれています。
シンプルなワンタップのクイック接続機能を備えたユーザーフレンドリーなインターフェイスを提供し、無料プランのユーザーが外出先で安全な接続を確立するのに便利です。
ProtonVPNはこんな人におすすめ
ProtonVPNは日本語の情報が少ないのがネックですが、無料の割に運営のサポート体制がしっかりしているのでおすすめできるサービスです。
特にこんな要望がある方にピッタリです。
- 通信速度にはそこまでこだわらない。
- 画面のフリーズや、一時的に画質が悪くなるのは許容範囲内。
- 複数デバイスから同時接続する機会が少ない。
- 主にTVer、GYAO!、U-NEXTの視聴が用途。
- ネット上での脅威対策機能は不要。
無料プランもあるので、気になった方は気軽に試してみてください。